バランタイン7年 / Ballantine’s 7 years Bourbon Finish

バランタイン7年 スコッチ
バランタイン7年

親父からの宿題

幸いなことにまだ父は健在である。

僕をウイスキーの道に引きずり込んでくれた偉大な父である。

もっともキャビネットから買ってに僕がリーバスリーガルをぬすみ飲みしてただけどな。

まあその借りを返そうと、老い先短い父のために年二回ほど厳選したボトルを贈っている。特に年末年始に贈るものは早めに贈っておけば、正月に僕も飲めるので悪い話ではない。

まあ今年は帰れなかったですが。

今年贈ったのは、グレンモーレンジ18年。ええ、飲んだことないので味わかりません。たぶんシェリー系の濃厚な甘いウイスキーですよね。

その感想がですね…

甘すぎる… もっと樽の感じが出ているやつがいい…

なるほど…

元よりオールドパーとかバーボンも好きなので、ちょっと酸味があったり、樽の香りが前にきたり、ヴァニラの香りがくらっとするようなやつがいいらしい。

なんせ普段飲んでいる、あわもりの「くら」ですからね。樽香が好きなんでしょう。

そういや樽の香りのするウイスキー、だいぶ増えてきましたね。

おそらくシェリー樽不足、オーク樽の不足、これを補うためにバーボン樽の再利用やオークはオークでもちがうタイプのオークを試そうという動き、わかりやすく言えばミズナラのブームはそういう流れから。

今年飲んだものでも、ジェムソン・ブラックバレルがそういう流れのウイスキーになります。

ジョニーウォーカーだとダブルブラック。これは昨年の秋に楽しみました。

原酒不足を踏まえて早期熟成で、個性的なウイスキーをどう確保するのか、そのメソッドの開発が勝負ポイントになっているのかもしれません。

おそらくこの流れに位置づけていいのが、このバランタイン7年ということになります。

オフィシャルサイトはこちらから。

ではレビューを。

レビュー

香り

  • 蜂蜜
  • 樽香 熟成香
  • ヴァニラ
  • 若干のアルコール香

  • 甘みが最初に来る
  • ただ若い酒特有の刺すようなアルコール感が多少ある
  • フルーツ感 リンゴ?洋梨?
  • タンニンの渋み?ビター
  • スモークさはそんなに感じない。
  • コクのあるウィスキー 若干クリーミー

後味

  • フィニッシュは長い
  • 樽経由のウッディなスパイスさが少々
  • 潮のニュアンス これは結構はっきりとした塩味

バランス

  • 香りも高く、コクもあり、美味しいウイスキーだけど何かが足りない
  • モルトの感じがちょっと弱い
  • 酸味ももう少しあってもいい

評価の難しいお酒。基本は若い酒。だけどバーボン樽での後熟が功を奏しているのかかなり熟成した雰囲気が出てしまっている。凄く落ち着いた若造。背伸びしている感じ。嫌いじゃないが、全幅の信頼はできないかな。

ヴァニラにリンゴ系の甘みのバランスもいいし、最後の塩味もいいニュアンス。

でもちょっとなんかひと味足りない気はする。

率直な感想としては、この酒をもう一度樽に戻してあと5年、可能なら10年寝かそう

たぶん完璧なウィスキーになるんじゃないかな。

そうかバランタイン17年になる手前の酒なのか。

飲み方としてはちょっと加水したぐらいがちょうど良いです。

アルコールのアタック感がかなり薄まり、弱点が消えます。

ロックも悪くないです。香りが控えめになるおかげでスモーキーさがちょっとだけ顔を出してきます。そこに居たんだ、みたいな発見がありました。たぶん樽由来の香り成分がちょっと多いウイスキーです。

ハイボールも悪くはない。でもハイボールにするならバランタイン・ファイネストでいいんじゃね?という気もするし、ちょっといいブレンデッドでハイボールにするなら、ジョニーウォーカーのダブルブラックがいい。

コンセプト的に被るダブルブラックとの勝負かもしれませんね。ポテンシャルは明らかにこのバランタイン7年です。でもその日楽しく飲むことだけを考えるとダブルブラック悪くないんですよ。

価格はダブルブラックの方がちょっとだけ高いですけど、樽使い、特にバーボン樽使いつつ、ピーティさや塩味などスコッチらしさを前面に出した、ちょっとだけ高めの価格設定のウイスキー。

次の一手みたいな感じですね。悪くはない。ここんところ1000円台のスコッチ飲んでいたので、プラス1000円で次元が変わるのでおすすめです。

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